リトアニア
著訳者名 | 早坂眞理 著 |
副題 | 歴史的伝統と国民形成の狭間 |
書名ヨミ | リトアニア |
仕様/ページ数 | A5判/上製/541ページ |
定価 | 5,800円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2340-5 |
出版年月日 | 2017/7/29 |
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小国のアイデンティティを求める活動は多岐にわたるが、ナショナリズムを含めて分断に及ぶ。複雑に錯綜した政治権力が絡み合う「歴史的リトアニア」における郷土理念を底流とした人物の思想と行動で政治の流れ、出来事を読み解く。
目次
【収録内容】
序 章
境界領域出身の歴史家たち
第二章
「歴史的リトアニア」と帝政ロシアの「北西地方」
第三章
リトアニアの民族覚醒とミハウ・レメル
(ミコラス・レメリス)
第四章
ロシア第一次革命に臨むリトアニアの民族運動
第五章
境界領域に生きる人間像
第六章
郷土派群像
第七章
人権派弁護士タデウシュ・ヴルブレフスキ─
─地方自治と民族自決権
第八章
第一次世界大戦から新生国家の誕生へ
──民族対立の葛藤
第九章
ヴィルノ問題をめぐる駆け引き
第十章
ヨーロッパへの回帰
終 章
郷土理念のイデオロギー性
著者プロフィール
早坂 眞理(ハヤサカ マコト)
東京工業大学名誉教授。
著書に『イスタンブル東方機関』(筑摩書房)、
『ウクライナ』(リブロポート)、
『革命独裁の史的研究』(多賀出版)、
『ベラルーシ』(彩流社)などがあり、
翻訳書に『憐れみと縛り首』(平凡社)、
『スラヴ世界』(彩流社)などがある。