日本改革の今昔
著訳者名 | 河 信基 著 |
副題 | 首相を目指した在日 新井将敬 |
書名ヨミ | ニホンカイカクノコンジャク |
仕様/ページ数 | 四六判/並製/344ページ |
定価 | 2,200円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2339-9 |
出版年月日 | 2017/6/23 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
在日の宿命を背負い、団塊の世代としての戦後民主主義のさらなる深化を求め、政治改革、憲法改正を目指した新井。自らの潔白のために自死する「政治的な死」から20余年。政治の劣化に身を挺した新井将敬、いまあらば何を問う?!
目次
第Ⅰ部 元祖・改革派のホープは何を思う
1 巡る巡る新井将敬の季節
2 石原慎太郎のおごりと豊洲問題の闇
3 小池都知事誕生と第二の改革旋風
4 よみがえる新井将敬の旧同志たち
5 「安倍一強」の盲点
第Ⅱ部 『代議士の自決 新井将敬の真実』
Ⅰ 隠された実像──闘う改革派
第一章 石原慎太郎派の選挙妨害
公設第一秘書が現行犯逮捕
執拗を極めた切り崩しや嫌がらせ 他
第二章 法と正義は我にあり
告発取り下げの陰に右翼の大物
「帰化人は政治家になるな!」
新井が総理大臣になるのを恐れた! 他
第三章 平成の龍馬
坂本龍馬に重ねた自分の生いたち
閉塞感を打破するために帰化
全共闘運動に青春を燃やす
大蔵省入省
蔵相秘書官に抜擢、政治へ 他
第四章 改革派の誕生
初当選直後、韓国訪問
民族を超える
旧体制と決別 他
第五章 覇者
羽田空港国際化に道開く政策協定
物量作戦と手作り選挙の激突
聴衆を魅了する演説 他
第六章 企業献金ゼロ、クリーンな選挙
ヒモ付陳情を拒否
企業献金ゼロの収支報告書が語るもの 他
Ⅱ 思想と行動──改革はどこでねじれたのか
第七章 根っからの自由民主主義者
第八章 日本の危機
アイデンティティ・クライシス
政治家の究極の覚悟=「政治的な死」 他
第九章 自民党政治の建て直し
官僚主導政治の限界
新保守主義
憲法をキーワードに政界再編を主張 他
第十章 石原慎太郎に都知事の資格ありや?
権力への執念
黒を白と言いくるめる性癖 他
第十一章 保守再生の道筋
民族主義との混同
アメリカとどう折り合うか
日本の土壌に合った自由、民主主義
盟友の自決にダメージ 他
Ⅲ 改革派代議士の死──誰が新井将敬を殺したのか
第十二章 追い落としのシナリオ
降って湧いた株疑惑
東京地検特捜部の思惑
自民党の冷淡な反応 他
第十三章 命で贖ったメッセージ
自殺
弔問客であふれた通夜
死してなお存在感 他
著者プロフィール
河 信基(ハ シンギ)
ジャーナリスト。
著書に、
『韓国を強国に変えた男 朴正煕――その知られざる思想と生涯』
(光人社NF文庫)、
『酒鬼薔薇聖斗の告白――悪魔に憑かれたとき』
(元就出版社)、
『韓国IT 革命の勝利』(宝島社)、
『金正日の後継者は「在日」の息子
──日本のメディアが報じない北朝鮮「高度成長」論』(講談社)、
『証言「北」ビジネス裏外交
──金正日と稲山嘉寛、小泉、金丸をつなぐもの』(講談社)、
『〝二人のプリンス〟と中国共産党
――張作霖の直系孫が語る天皇裕仁・張学良・習近平』
(彩流社)ほか。