ボブ・ディランに吹かれて



著訳者名鈴村和成 著
副題春樹、ランボーと聴く詩
書名ヨミボブディランニフカレテ
仕様/ページ数四六判/並製/184ページ
定価1,800円+税
ISBN978-4-7791-2301-6
出版年月日2017/3/3


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2016 年ノーベル文学賞が発表され受賞か辞退かと世間を騒がせたディラン。文学賞のライバルでもあった村上春樹とディランが尊敬するアルチュール・ランボーからディランの文学性を問う。文学から紐解く新たなディランの読み方。

目次

【主な目次】

Ⅰ ボブ・ディラン/村上春樹

ダダ・シュールの詩人、ディラン
『タランチュラ』(ディラン)を読む/聴く
「納屋を焼く」(村上春樹)
「雨の日の女 Rainy day women #12 & 35」(ディラン)
ムラカミ版「雨の日の女」
バイク事故による覚醒
ビッグピンク
ボブ・ディランと村上春樹を結ぶ「ピンク」の指標
表紙もピンク、箱もピンク、唄もピンク
(『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』)
村上春樹、Bob Dylanの名を書き込む
「ライク・ア・ローリング・ストーン」を
ハミングするムラカミ・ヒーロー
No direction home(Dylan)
村上における〈アメリカン・ドリーム〉の帰趨
「新しいアルバムを出すたびに今の音だ」(保坂和志)
歌で自伝を書く
〈他者〉が書かせた歌

Ⅱ ボブ・ディラン/ランボー

ふたりの放浪詩人
「恋のおかげで自分のなかの詩人がめざめたのだ」
(ディラン)
「何もかもが、平等に並べられて組みこまれる」
(ディラン)
ディランの四つの曲とランボーの『イリュミナシオン』
【音楽の神様(ムーサイ)】たち
ディラン、ランボーの名を解放する
Je est un autre(私ってのは他者なんです)
――ランボー
ランボーを強く意識するディラン
ライブということ
キリスト教/ユダヤ教/イスラム教
大洪水の前/後
ランボー「若夫婦」と
ディラン「ブルーにこんがらがって」
「きみはどこに行くんだ?
なにをしようというんだ?」(ランボー)
ディランのジュダイズム、ランボーのノマディズム
ジャベスの場合
「右のわき腹に赤い穴を二つあけ」(ランボー)
intermezzo――「船が入ってくるとき」(ディラン)
ついにハード・レインが降る(ディラン)
「博士たちに囲まれた悪魔」(ランボー)
「酔いどれボート」(ランボー)と
「激しい雨」(ディラン)

著者プロフィール

鈴村 和成(スズムラ カズナリ)
一九四四年、名古屋市生まれ。東京大学仏文科卒。
同修士課程修了。
横浜市立大学教授を経て、同名誉教授。
文芸評論家、フランス文学者、紀行作家。
著書に『村上春樹とネコの話』(彩流社)、
『村上春樹は電気猫の夢を見るか?』(彩流社)、
『テロの文学史 三島由紀夫にはじまる』(太田出版)、
『三島SM谷崎』(彩流社)などがある。

鈴村 和成の作品