日米の衝突

ペリーから真珠湾、そして戦後
原書: The CLASH: U.S.-Japanese Relations throughout History

ウォルター・ラフィーバー 著、土田 宏 監訳、生田目 学文 訳
A5判  601ページ  上製
定価 5,500円+税
ISBN978-4-7791-2299-6

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日米関係は〝衝突〟と〝堪え忍ぶ〟ことだった! 「同盟」と「共通の価値観」という言説で、平穏に見えるが、大砲で開けられた扉は、文化や世界観、国家の戦略で大きな違いを育んだ。そして、忍耐と共通の利益が破綻するとき……。

目次

序 論

第1章 抗えぬ力、動かぬ目標
 二つの国民
 新たな西洋との最初の遭遇
 米国人の出現
 ハリスの勝利、井伊の暗殺
 米国人と近代日本の誕生

第2章 クラブへの加入(1868~1900年)
 二つの体制
 二つの体制、二つの帝国主義
 帝国主義クラブへの加入──
 伊藤、グレシャム、そして「弁髪戦争」
 ハワイをめぐる衝突
 「素晴らしい小さな戦争」と
 それほど素晴らしくはない戦争
 米国人と日本人が友人だった頃

第3章 転換(1900~1912年)
 列強と義和団
 山県、ローズヴェルト、そして日露戦争
 満州──第一の衝突
 カリフォルニアの危機、そしてその後
 満州──第二の衝突

第4章 革命、戦争、そして人種問題(1912~1920年)
 古き欧州と新しいアジア
 山県、ウィルソン、そして革命中国の「フロンティア」
 カリフォルニア──「もう一つの人種問題」
 二つの前線を持つ戦争── 1914─ 18年
 シベリア──苦い選択
 パリ

第5章 新たな時代の創造──ワシントンから奉天へ(1921~1931年)
 フーバー、ラモント、そして新たな時代へ
 ワシントン条約、ニューヨーク市の黒い部屋
 「理性の安定化過程」── 1924年移民法
 再び中国へ
 「彼らはわれらをまだ必要としている。
 そしてそれが悩みの種なのだ」── 1929─1931年

第6章 結び目──第1部 奉天から
 日米関係の原型としての1930年代
 ウォール街と満州の危機
 高橋、ハル、そして戦争へ向かう貿易と政治の競争
 戦争と役者たち

第7章 結び目──第2部 ……真珠湾へ
 締まる結び目
 共栄圏
 結び目を切る試み──真珠湾

第8章 第二次世界大戦──二つの未来像をめぐる衝突
 天皇対「機械の法則」
 カリフォルニアの戦争──強制収容所、そしてハリウッド
 日本の機械の失敗
 「おめでたい連中のためにわれわれは
 玩(もてあそ)ばれているのだ」
 トルーマンとヤルタ体制の崩壊
 「二重の衝撃」そして終結

第9章 新しい日本の創設──改革、逆行、そして戦争(1945~1951年)
 パンをよこせ、さもなくば弾丸をよこせ
 第一の占領(1945~47年)
 第二の占領(1947~50年)──アメリカ人たち
 第二の占領(1947~50年)──日本人、アメリカ人、
 そして中国人
 朝鮮──日本のための戦争「神々の贈り物」

第10章 一九五〇年代──枢要なる10年
 「日本……善にも悪にもなる独特の能力を持っている」
 デミング、ダレス、そして重大な選択──
 中国かベトナムか新たな冷戦
 安全保障条約をめぐる爆発(1957~60)

第11章「奇跡」の登場と中国の再登場(1960~1973年)
 池田勇人の「奇跡」そして他の「トランジスタ商人たち」
 ケネディ、池田、そして「対等な協力関係」の幻想
 ジョンソン、佐藤栄作、そしてベトナム
 ニクソンと佐藤──もしくは「敵との貿易」
 ニクソン・ショック

第12章 ひとつの時代の終わり(1973年以降)
 冷戦時代の分水嶺
 必要とされるもの──それは米国人の肉体であり、
 米国の銀行ではない。もしくはジャパン・アズ・ナンバーワン
 1980年代──「ロンとヤス」から……
 二つの競い合う資本主義へ
 そして「1960年以来最悪の関係」へ
 「冷戦は終わった、日本が勝った」
 湾岸戦争──衝突の事例研究
 1990年代──「アジアにおける米国の政策は日本と共に始まる」

結 論 衝突──追憶における現在

原註╱参考文献(欧文)

著者プロフィール

ウォルター・ラフィーバー (著)
Walter LaFeber.
1933年生まれ。
アメリカの歴史学者、コーネル大学教授。

土田 宏(ツチダ ヒロシ) (監訳)
1947年生まれ、城西国際大学教授。

生田目 学文 (ナマタメ ノリフミ) (訳)
1963年生まれ、東北福祉大学教授。