オーストラリア・ニュージーランド文学論集
著訳者名 | 三神和子 編著、他 |
副題 | |
書名ヨミ | オーストラリアニュージーランドブンガクロンシュウ |
仕様/ページ数 | 四六判/上製/299ページ |
定価 | 3,200円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2298-9 |
出版年月日 | 2017/4/12 |
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プレイド、トラヴァース、クッツェー、グレンヴィル、マンスフィールド、フレイム、ヒューム、トゥファーレ、イヒマエラ。英国の入植先として形成された多様な文学世界は、国や民族、人種、文化や歴史を再建/超越し、新たな展開を見せる。コラム・年表付。
目次
第1章 「オーストラリアの大いなる沈黙」を超えて
──ケイト・グレンヴィルの『闇の河』に
みる翻訳と文化的記憶
……【一谷 智子/西南学院大学文学部教授】
第2章 メンターを求めて――
オーストラリアの女性離国作家たち
……【加藤 めぐみ/明星大学人文学部教授】
第3章 J・M・クッツェー「エリザベス・コステロ」
作品に見られるアイデンティティの揺らぎ
……【大場 久恵/日本女子大学学術研究員】
第4章 キャサリン・マンスフィールドにおける
パケハ批判……【三神 和子/日本女子大学文学部教授】
第5章 ジャネット・フレイム
──アルファベットの外縁から見た世界
……【小杉 世/大阪大学言語文化研究科准教授】
第6章 新生ニュージーランドを目指して
──ケリー・ヒュームの『ボーン・ピープル』
……【三神 和子】
第7章 ウィティ・イヒマエラと命の文学
……【澤田 真一/弘前大学人文社会科学部准教授】
第8章 広島を目撃したマオリ詩人ホネ・トゥファーレ
……【サワダ ハンナ ジョイ/弘前大学国際連携本部准教授】
◉コラム◉
オーストラリア女性作家と奥地
移民国家オーストラリアの始まりとは?
オーストラリアの『文化的劣等感』
ニュージーランド作家としてのマンスフィールド
螺旋(スパイラル)模様
マオリ・ルネッサンス
平和の壁画
著者プロフィール
三神 和子(ミカミ ヤスコ) (編著)
日本女子大学文学部教授。
【著書】
『キャサリン・マンスフィールド──
世紀末、モダニズム、芸術家』(辞游社、2000年)、
『楽園を求めて──キャサリン・マンスフィールドの研究』
(高文堂出版社、1989年)、
『絵本が語りかけるもの──ピーターラビットは時空を超えて』
(共編、松柏社、2004年)ほか
【訳書】
レイ・ストレイチー『イギリス女性運動史──1792-1928』
(共訳、みすず書房、2008年)。