コバルト文庫で辿る少女小説変遷史



著訳者名嵯峨景子 著
副題
書名ヨミコバルトブンコデタドルショウジョショウセツヘンセンシ
仕様/ページ数四六判/並製/296ページ
定価1,800円+税
ISBN978-4-7791-2275-0
出版年月日2016/12/28


 彩流社オンラインショップで書籍を購入する
 Amazonで書籍を購入する
 楽天ブックスで書籍を購入する
 オムニ7で書籍を購入する
 ローチケHMVで書籍を購入する
 Amazonで電子書籍を購入する

 

少女たちの居場所となり、読者と共に歩み続けるコバルト文庫。編集部の方針から見える読者へのアプローチや、主題の傾向と時代との対応などを辿っていくことで少女小説が読者にどのようにとらえられてきたかを浮き彫りにする。

目次

主な目次…

第1章 『小説ジュニア』から『Cobalt』へ
 1 少女小説前史――戦前期から戦後概略
 2 一九六〇年代のジュニア小説とその書き手たち
 3 氷室冴子の登場と若手作家たちの活躍
 4 『小説ジュニア』から『Cobalt』への転換
第2章 一九八〇年代と少女小説ブーム
 1 『Cobalt』とコバルト文庫にみる少女小説家プロモーション
 2 講談社Ⅹ文庫ティーンズハートの創刊と読者層の拡張
 3 拡大する少女小説マーケット
 4 学園ラブコメからファンタジーへ コバルト文庫の新たな世代の書き手たち
第3章 ファンタジーの隆盛と多様化する九〇年代
 1 ファンタジー小説の流行
 2 少女小説レーベルのなかのBL
 3 九〇年代の世相と少女小説の動向
 4 九〇年代的コバルト読者共同体
第4章 二〇〇〇年代半ばまでの少女小説
 1 角川ビーンズ文庫の創刊とその躍進
 2 『マリア様がみてる』と『伯爵と妖精』 ゼロ年代前半のコバルト文庫とヒット作
 3 少女小説における学園小説の衰退と読者層の変化
第5章 2006年から現在までの少女小説
 1 二〇〇六年前後の少女小説レーベルの再編成
 2 少女小説ジャンルのなかの「姫嫁」作品の増加
 3 ネット発コンテンツと少女小説 ボカロ小説とウェブ小説の動向
 4 ライト文芸と少女小説
 5 少女小説の未来へ 

付録
「コバルト」と各レーベル刊行時期の比較
コバルト50年史
コバルト・ノベル大賞受賞者一覧 

著者プロフィール

嵯峨 景子(サガ ケイコ)
1979年生まれ。
東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。
専門は社会学、文化研究。現在明治学院大学非常勤講師、
文化学園大学文化ファッション研究機構共同研究員。
共著に『カワイイ!少女お手紙道具のデザイン』
(芸術新聞社、2015年4月)、『現代社会学事典』
(「投書」項目執筆弘文堂、2012年12月)など。
主な論文に
「吉屋信子から氷室冴子へ 少女小説と「誇り」の系譜」
(『ユリイカ』2014年12月号「百合文化の現在」)、
「ジュニア小説の盛衰と「少女小説」の復活ー
1960年代から80年代の読み物分析を中心に」
(『ライトノベル・フロントライン1』2015年10月)など。