奥琵琶湖「観音の里」の歴史
著訳者名 | 大東俊一 著 |
副題 | 近江・湖北の精神風土 |
書名ヨミ | オクビワコカンノンノサトノレキシ |
仕様/ページ数 | 四六判/上製/125ページ |
定価 | 2,000円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2257-6 |
出版年月日 | 2016/9/26 |
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なぜ湖北地方(滋賀県北東部)には優れた観音像が多く残っているのか──「観音の里」がどのように形成されたのか、大陸の先進文化、在来信仰、仏教文化や山岳信仰、春を告げる行事等から検討し、湖北の精神風土の特質を探る。
目次
第一章 天日槍と渡来人
一 湖北の黎明期
二 天日槍
三 湖北における天日槍
第二章 湖北の古代氏族と信仰世界
一 湖北の古代氏族
二 古代氏族と式内社
三 式内社と古墳
四 自然崇拝
第三章 仏教文化と山岳宗教
一 仏教伝来
二 古墳から寺院へ
三 山岳信仰(一):伊吹山
四 山岳信仰(二):己高山
第四章 「観音の里」の成り立ち
一 山を下りた仏像たち
二 村人に守られる仏たち
三 村の成り立ち
四 霊場巡り
第五章 湖北のオコナイ
一 オコナイの源流
二 オコナイの特質
三 オコナイにおける神と仏
著者プロフィール
大東 俊一(ダイトウ シュンイチ)
人間総合科学大学大学院教授。専門:比較思想・比較文学、日本思想史。
【著書】
『ラフカディオ・ハーンの思想と文学』(彩流社、2004)、
『日本人の他界観の構造』(彩流社、2009)、
『日本人の聖地のかたち──熊野・京都・東北』(彩流社、2014)ほか。