日清戦争は義戦にあらず 



著訳者名河田 宏 著
副題秩父困民党から軍夫へ
書名ヨミニッシンセンソウハギセンニアラズ
仕様/ページ数四六判/上製/240ページ
定価2,000円+税
ISBN978-4-7791-2237-8
出版年月日2016/5/31


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維新後の矛盾は西南戦争や自由民権運動を巻き起こし、農村の疲弊は秩父事件をもたらした。そして “一流国” を目指して日清戦争に突入する。秩父事件に関与した一人の農民が、やがて “軍夫”として朝鮮に送られ、見たものは?

目次

まえがき
序 章
 秩父塚越の花まつり
第一章 夜明けまえ
 中庭蘭渓と禊教
 五箇条ノ誓文と新生日本
 新生日本の分裂
 自由民権運動と秩父農民蜂起
 禊教徒 柳原正男
第二章 暗黒の明治
 戦い敗れて
 囚われ人
 柳原正男の獄中生活
 社会の縮図
 武甲山
 獄中からみえる日本
第三章 明治日本のかたち
 日本国憲法
 恩赦大赦
 故郷とは
 混迷
第四章 世紀末の明治
 「国力を養うには朝鮮に進出すべし」
 軍備増強
 迷う柳原正男
 明治のメディア新聞
第五章 日清戦争への道
 戦争は興すもの
 風雲急なり
 第一次東学農民戦争
 朝鮮王宮占拠
第六章 開戦
 明治二十七年の柳原正男
 決断
 広島
 勝報続く
第七章 戦争の義
 遼東半島
 戦場の軍夫
 旅順口
 旅順虐殺事件
 義戦にあらず
 日本の対応
第八章 戦争に義なし
 大連
 第二次東学農民戦争
 日清戦争と脚気
 花御堂
終 章
 墓地
 戦い終わって
 日清戦争と田中正造
あとがき
参考文献

著者プロフィール

河田 宏(カワタ ヒロシ)
歴史家・評論家
朝鮮・韓国史・満州史と日本の近現代の関係史を主に研究。
『朝鮮全土を歩いた日本人ー農学者・高橋昇の生涯』
(日本評論社、2007 年)、
『内なる祖国―ある朝鮮人学徒兵の死』(原書房 2005 年)、
『明治四十三年の転轍』(文元社 教養ワイドコレクション、2004 年)、
『満州建国大学物語―時代を引き受けようとした若者』
(原書房 2002 年)、
『第一次大戦と水野広徳』(三一書房 1996 年)
監修『評伝尹奉吉(ユンボンギル)
―その思想と足跡』(金 学俊・朴 淳仁著 彩流社 2010 年)。