身体と情動
著訳者名 | 竹内勝徳 編 /高橋 勤 編、他 |
副題 | アフェクトで読むアメリカン・ルネサンス |
書名ヨミ | シンタイトジョウドウ |
仕様/ページ数 | A5判/上製/341ページ |
定価 | 3,800円+税 |
ISBN | 978-4-7791-2216-3 |
出版年月日 | 2016/4/8 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
身体はいかに描かれ、なにを表象したか。その背後の「心」との関係とは。ポー、メルヴィル、ホーソーンらの作品を中心に、「アフェクト(情動)」で読み解くことで、アメリカン・ルネサンス文学に新たな光を当てる。
目次
第一部 解き放たれる身体
ポーの見たサイボーグの夢(高野泰志)
呪術師の杖(大串尚代)
電気と磁気の身体論(城戸光世)
エマソンの幸福薬(古屋耕平)
エイハブの脚(竹内勝徳)
第二部 知覚とリズム
情動の響き(舌津智之)
電信とタイプライターの音楽と駆動する情動(中村善雄)
流動する集団的パロール(小林朋子)
「ぼくの親戚、モーリノー少佐」における笑い(稲冨百合子)
第三部 情動の政治学
扇情のアダプテーションと情動調律(新田啓子)
「バートルビー」に潜む北米先住民(大島由起子)
『緋文字』の時代とチリングワースの情動(村田希己子)
不安の感染 「ベニト・セレーノ」論(高橋 勤)
【特別寄稿】
「トーン」(抄訳)ーー『醜い感情』から(シアン・ンガイ/訳 笠根 唯)
◎訳者ノート
著者プロフィール
竹内 勝徳(タケウチ カツノリ) (編)
1960 年まれ、鹿児島大学教授。
共編著に『環大西洋の想像力』(2013 年)など。
高橋 勤(タカハシ ツトム) (編)
1958 年まれ、九州大学教授。
『コンコード・エレミヤーー
ソローの時代のレトリック』(金星堂、2012 年)、
共編著に『環大西洋の想像力』(2013 年)など。