見えない流れ
著訳者名 | エムナ・ベルハージ・ヤヒヤ 著 /青柳悦子 訳 |
副題 | |
書名ヨミ | ミエナイナガレ |
仕様/ページ数 | 四六判/上製/256ページ |
定価 | 2,200円+税 |
ISBN | 978-4-7791-1648-3 |
出版年月日 | 2011/9/2 |
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北アフリカの国チュニジアの首都チュニス。兄ヤーシーンと妹アーイダの「ありふれた日常」と恋――
人びとの生活や街角の光景のモザイクが輝きを放ち、地理的にも文化的にも遠く隔たった国を舞台に浮かびあがる人の普遍性が共感を呼ぶ小説。
[原書]L’Étage Invisible
目次
ボール玉とこぶ
杉綾模様
ヤヌス
方向転換
空想
敷石の下の虚空
昔のしかめ面
デレンダ
戦
運転手と電話交換手
地形図
縁
コイン
炭で書かれた言葉
製法
守護聖人
白い四角
海の衣装
チュニジア女性
夜
移動
建築
ソルターナの孫たち
ソクラテスとサッカーとヘアカーラー
斜めの光
著者プロフィール
エムナ・ベルハージ・ヤヒヤ 著
Emna Belhaj Yahia.
1945年、チュニス生まれ。
ソルボンヌ大学・大学院で哲学を専攻。哲学教師などを経て、
権威ある公的文化機関であるチュニジアン・アカデミー
(「知識の館」)館長を務める(2005年退職)。
青柳悦子(アオヤギエツコ) 訳
筑波大学人文社会科学研究科教授(文芸・言語専攻)
著書に『デリダで読む『千夜一夜』』(2009)
『あらすじと読みどころで味わう世界の長編文学』(共著、2006)
『文学理論のプラクティス』(共著、2001)(以上、新曜社)、
『バフチンを読む』(共著、1997、NHKブックス)など。
訳書に
マリナ・ヤゲーロ『言葉の国のアリス――あなたにもわかる言語学』
(1997、夏目書房。渋沢・クローデル賞受賞)など。